「お袋の味」ってよく言いますよね。
味噌汁とか肉じゃがは定番中の定番と言えるでしょう。
これらは家庭によって微妙に作り方も味も違うもの。
お母さんからお母さんへ引き継がれてきた「味」というものがあるのですよね。
お嫁に行ったら今度は私がその味を子どもたちに食べさせて、「お袋の味」になっていく。
うーん、素敵。
ところがうち、それがないんです。
物心ついた頃には母はバリバリ働いていて、ご飯はいつも手抜きの焼き物or揚げ物。
味噌汁は手作りでしたけど、だしはインスタントだったし・・・。
子ども三人を共働きで一生懸命育ててくれて、物に不自由はしたことがないし、愛情もいっぱい与えてもらったと自覚しています。
親に不満があって衝突することも少なかったし。
でも『お袋の味』、欲しい〜。
お馬鹿な私は、前何気なく言ってみちゃいました。
「あたし、『お母さんの味』、あんまりよくわかんないんだけど?」
すると母が、
「お母さんもそんなの知らないもの。おばあちゃんもあんまり料理はしなくてね。というよりも、貧乏だったから料理に時間をかけるよりも働いてたもんねえ。
兄妹のご飯はあたしが作ってたべさせていたもの。ご飯にいっぱいお芋を入れかさ増ししてね。味じゃなくて、いかにお腹がいっぱいになるか、それだけ考えていたよ。」
・・・うん。いらない。お袋の味なんて。
そんなのなくても尊敬するよ、お母さん。ごめんね。
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This entry was posted on 2011年12月1日 at 5:53 PM and is filed under BLOG. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.